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通信大学って難しい?「入学試験」や「単位取得」について
ここでは、通信大学で教員免許を取る時の一般論をお話ししたいと思います。
まず、なぜ一般論なのかといいますと、人それぞれ今までの学習の背景が異なるためです。
この文章を読んでいる方は、大学卒業している人かもしれません。大学には通った経験のない人かもしれません。英語圏に長年住んでいた人かもしれませんし、英語が苦手な人かもしれません。
このようなこともあり、大体中間層レベルに合わせてお話ししたいと思います。
通信大学の入学は難しい?
「通信大学 入学までの流れ」でも説明していますが、通信大学に入学するのに入学試験はありません。
そのため、ここでは学力は全く必要ありません。
関係があるのは、「最終学歴」です。すでにどこかの大学を卒業している方は、英語の教員免許を取得するために必要な単位だけを主に勉強すればよいです。そのため、通信大学の3年生に編入するタイプが、必要な単位だけを取得するタイプになるかと思われます。
つまり専門教養を中心に勉強するといった感じです。そのため、英語の教員免許を取得するまでに約2年かかると思っておいてください。
最終学歴が高校卒業の方は、通信大学の1年生に入学することになります。つまり一般的な大学を卒業するために必要な勉強をする必要があります。そのため、英語の教員免許が取れるまでに約4年かかると思っておいて良いでしょう。
いずれにせよ、入学試験がないため、入学すること自体は難しくありません。
単位取得は難しい?
通信大学で必要な単位を取得することで、教員免許を取得することができます。
単位を取得するためには、レポートと試験に合格しなければなりません。この2つに合格することで、その教科の単位が認められます。
まずレポートですが、大学で指定してきたテーマに沿ってレポートを書いていきます。そのテーマは配布された教科書の内容に即しています。
そのため、教科書を読みさえすればレポートはある程度かけます。しかし時に、教科書を読んでもよく分からないこともあると思います。そのようなときには、そのテーマに関することが書かれている書籍を図書館などで探し、学習することも必要となってきます。
つまり、ある程度勉強しなければレポートを書くことは難しいかもしれません。既存の知識でも書くことができる教科もあったりはするのですが、合格できるかどうか怪しいところです。
試験の難易度はマチマチ
試験の難易度は、教科によって大きく異なります。
レポートを制作する段階である程度の知識が身についているため、その程度の知識で合格できる試験もあれば、試験用にしっかりと勉強しないと合格できないものまであります。
とはいえ、高校・大学受験ほどの勉強は必要ありませんが、個人の知識レベルにも大きく左右されます。
そのため、何度でも同じ教科の試験は受けられるため、まず一度試験を受けてみて、合格できればそれで良いし、不合格であれば試験対策を行うといった感じで良いかと思います。
免許を取った後のことを考えると
免許を取った後、教員として働こうと考えているのであれば、レポートも試験もそれなりにしっかりと勉強し、知識を身に着けておいた方が良いかもしれません。
正直、学校現場では到底必要なさそうな勉強もあります。また、教員採用試験にも出ないと思われるような勉強もあります。
しかしながら、知識を多く蓄えておくのは決して無駄ではありません。
なので、時間に余裕があるようならば、1つ1つの教科をしっかりと勉強しておくのも良いかもしれません。
まとめ 入学は簡単 単位取得は勉強が必要
以上のことをまとめますと、通信大学に入学するのは入学試験があるわけではないため、難しいといったことはありません。
問題は、入学してから作成するレポートと、それに対する試験は、ある程度の知識や勉強量が必要となってきますので、そのあたりはしっかりと覚えておいた方が良いでしょう。
教員免許を取得するのですから当然ですよね。